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建物調査③付着力試験

  • 2011/05/13

建物調査シリーズ第3回は「付着力試験」です。
通常鉄筋コンクリートの建物は外壁の仕上げ材で大きく3つに分類できます。
①コンクリート打ちっ放し(何も塗らない・貼らない)②タイル貼り③塗装
このうち②③について仕上材がコンクリートにしっかりと付着しているかを調べるが「付着力試験」です。
まずタイルまたは塗装面に専用のアタッチメント(座金)を強力な接着剤で貼り付けます。

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しっかりと硬化した後、引張試験機という計器で座金を引っ張ります。

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座金が剥がれたときに試験機のメーターに数値が出ます。

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これが仕上材の付着力になります。
JISで仕上材ごと基準値が決まっていてその数値と照らし合わせるとともに、剥がれた界面についても分析します。
建物上階にあるタイルが万一付着力がなく剥がれ落ちたりすれば、人に当たり怪我をする恐れもあるため十分な管理と的確な補修が重要となります。
次回は「鉄筋腐食調査」についてお話します。

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